豊田保雄は子供の頃から探偵に憧れていた少年で、サラリーマンになっても、忘れられず警察にいる、友人の手を借り事件の解決に 喜びを得ている言わば素人探偵である。

--.--.--

category: スポンサー広告

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008.07.27

category: 自作小説

真実(31)

平塚署の2人の刑事は、直ぐ近くの、スイミングスクールを探した、途中歩いていた男性に聞いてみた

「すいませんが、この当たりにスイミングスクールはありませんか?」

「あぁ、それなら、この通りを、暫らく行った、右側にあります」

「どうもありがとう」

そう言って、車を走らせると、右側に「西岡、桜ヶ丘スクール」と書いた看板が見えた

「あぁ、ここだな」

助手席に居た、刑事がそこの前で降りて、1人で中に入って又、直ぐに出て来て

「駐車場に止めていいと許可を貰ったよ」

そう言って、警察車両は敷地内の駐車場に止め、2人の刑事は正面入り口から、中に入って行った

「こんにちは、すいません平塚警察ですが」

と改めて、警察手帳を出して

「こちらの責任者の方に、お話を伺いたいのですが?」

「はい、今、呼んで来ますので」

と言って、その男性は事務所でもあるのか、2階の階段を上がって行った、その後直ぐに50代くらい

の男性が降りて来て

「どうも、お待たせしました、私が、ここの責任者の清川浩です」

「あぁ、どうも、実はこちらの生徒さんで広中幸子と言う女性52歳ですが、8月7日の夜、この近くで

ある事件がありまして、その事件に関係があると警察は見ていますので、事件当日の夜、8時から

9時の間、その広中幸子が言うにはここのスクールに来ていたと言う事ですので、その事が間違い

無いかを伺いたいのですが?」

「分かりました、今、調べて報告しますので、こちらでお待ちください」

と、その責任者は刑事2人を、応接室に案内した

2人は部屋に入って、ソファーに座って待っていると、その後、女性がお茶を持って来てくれた

「あぁ、どうもすいません」

10分、ほど待っただろうか、さっきの責任者が入って来て

「お待たせしました、皆に聞いた処、2人の彼女の友人と思える方が、確かにその日は来ていました

と言う証言をしていましたので、間違いないと思います、又、内の出勤票にも彼女の印が押してありま

したので」

「そうですか、ではその友人2人の方に、我々が話を聞く事にしますので、そこに案内してください」

「そうですか、では、ご案内します」

そう言って、責任者は先を歩いた、刑事はその後から付いて行った、責任者は

「こちらの山村さんと、野瀬さんの、お2人です」

と責任者は紹介してくれた、警察は

「すいません、お手数掛けますが、広中幸子さんは8月7日の夜、8時から9時に間違い無く、ここに

居た事は事実ですか?」

「はい、何時も、一緒に泳いで居ますので」

「彼女がたとえば、トイレに立った時も、気が付きますか?実は今気が付きましたが、ここは裏口の

ドアーですね、ここから出れば、外に出られるんではないでしょうか?」

責任者は

「はい、確かに正面の入り口で印を押せば、後は正直、何時にここの出口から、お帰りになっても

自由ですから」

すると刑事は、2人の女性に

「当日、彼女が早く帰ったとか、一旦、途中で居なくなったというような事は、本当にありませんでした

か?」

「いや、そこまでは、見ていませんから、私達も泳いでいる時は、気が付きませんし、速く帰る事も

あると思いますが」

「と言う事は、事件当日、広中さんは正面入口で、印を押してから、皆さんと顔を合わせた後で裏口

から出て、この近くの春日野中学校の前の中村礼子さんの自宅の前で、彼女を刺して、又、ここに

戻って来た事も、考えられますか?」

と、刑事は責任者に聞いた

「はい、そうする事も出来ると思いますが」

刑事は、同じ事を、2人の女性にも聞いた

「でも、広中さんが、どうして、その女性を、刺さないといけなかったんですか?」

「それは、警察の守秘義務ですから、言えませんが、ではもう1度伺いますが、貴女達は初めに

弘中さんを見ただけで、最後まで見ていた訳では無いのですね」

「いや、帰りにも、会ったように思いますが?」

「そうですか、彼女はそれでは、一旦、ここのドアーから出て、また戻って来たと言う事になりますね

どうも、お手数掛けました、責任者の方、すいませんが、これから内の鑑識官が来て、鑑識業務を

行いますので、承知しておいてください、時間は掛からないと思います」

そう言って刑事は警察無線で署に連絡を取った、また、別の刑事は広中幸子の自宅に行き任意同行

を彼女に求めて、彼女を署に連行し、取調べが始まった

「広中さん、貴女は8月7日の夜、8時前にスイミングスクールに行き、正面の受けで印を押して入り

そのまま、皆と顔を合わせた後、裏口から出て、あらかじめ置いていた自転車の荷台に洋服と包丁を

用意して貴女は中村礼子の自宅に行き、彼女の帰りを待った、そして彼女を刺した後、又、自転車

でスクールに戻って、水着に着替えると皆と顔を合わせて、何食わぬ顔で泳ぎ、自宅に帰った、と

我々は思うが、何処か間違ってるかな」

と、刑事は説明した

広中幸子は、もう任意同行の時点で観念していたのか

「間違い、ありません、私が責任の義務違反をした中村礼子に娘の仇を取ったんです」

「しかしお母さん、それは少し違うでしょう、中村礼子さんは、直接貴女の娘さんに何か悪い事をした

のですか?、むしろ彼女達と別々な行動を取った、お嬢さんが皆と離れ過ぎた為に起きた事で、責任

は中村礼子さんには無いと思いますよ、娘さんが離れ過ぎたのが男達の目に留まった結果でしょう

中村礼子さんこそ、被害者ではなかったのか、とさえ私は思いますよ」

そう言って、刑事は、彼女の前で逮捕状を読み上げた。

                                  (完)

                             「この小説は全て、架空の物語です」




2008.07.23

category: 自作小説

真実(30)

翌日、保雄は仕事が終わった後、また、高木製作所に行って、今度は橋本武志に会う事が出来た

「こんにちは、すいませんね、実は広中清次さんの事ですが、彼には父親は確か居ませんでしたね」

「えぇ、彼が小さい時に何か、病気で亡くなったと聞いていますが」

「そうですか、死別でしたか、分かりましたそれだけ聞きたかったので、どうもありがとうございました」

と、お礼を言って帰宅した、保雄は、中村礼子を恨んでいるとしたら?と考えると、当然、広中の母親

も、同じ思いだろうと考えると

「やはり、広中清次の母親に1度会って、話を聞いて置く必要があるな」

と、そう思い、村田の所に電話した

「もしもし、俺だよ、今日、橋本武志に会って、広中の父親の事を聞いたよ」

「ほー、そうしたら何て言っていたんだ?」

「あぁ、広中の父親は彼が小さい時に、病気で亡くなったそうだよ」

「そうか、そうすると、母親の事が気になるな?」

保雄は

「そうだろう、実は、俺もそう考えられるんで、1度、その母親に会って見ようと思うんだが、警察は

どう考えているんだ?」

「刑事課長も、考えは同じと思うがな」

「と言う事は、任意同行をする積もりなのか?」

「どうかな、自宅に行って事情聴取するんでは無いかな?」

「そうか、それなら、俺は警察の行動をみて動く事にするよ、それじゃぁ彼女の事情聴取が終わっら

又、電話をくれよ」

そう言って、保雄は電話を切った

翌日、平塚警察では、朝の捜査会議で中村礼子をやった犯人が橋本武志や広中清次では無いと

すると考えられるのは、母親ではないかと言う事から、彼女に事情を聴取する事にしようと決定し

主任刑事と中村刑事が広中の平塚市宮松町12−4に自宅に会議後に電話した、しかし広中の自宅

には、誰も居ない様子で電話には返答が無かった

「主任、広中の自宅は留守です」

「そうか、と言う事は、母親も、何処かに働きに出ていると言う事かな?」

「そうですね、近所に聞き込んでみましょうか?」

「そうだな、それじゃぁ、君と高橋君で、広中の自宅近辺を聞き込んでくれるか?」

「はい、分かりました」

中村刑事と高橋刑事は市内、宮松町の広中の自宅の、隣の自宅に行って、インターホンを押した

「はい、何方でしょうか?」

「あぁ、どうもすいません、私は平塚警察ですが、少し伺いたい事がありますので、よろしいですか?」

「はい、分かりました、今、開けますので」

と言って、玄関のドアーが開いて、50代くらいの女性が出て来た、刑事は

「どうも、すいません、実は、お隣の広中さんの奥さんの事を少し伺いたいのですが、彼女はお名前は

何と言うのでしょうか? それと、お年が分かったら、教えて貰いたいのですが?」

「はい、名前は広中幸子さんです、お年は前に1度聞いたんですが、その時は49歳と言っていました

ので、もうあれから3年たっていますので、今年で52歳では無いでしょうか?」

「幸子さん52歳、はい、そうですか、それで彼女は昼間は何処かにお勤めになってるんでしょうか?」

「はい、確か、週に3日くらい「スーパー島村」と言う所でパートを、やっていると聞いています」

「そのスーパーは何処の当たりにありますか?」

「えぇ、この前の道を100メートル位行った、左側にあります」

「そうですか、彼女は他に、お友達がここに良く来るような事は無いでしょうか?」

「そうですね、彼女は、ここからやはり自転車で5分くらいの所にある、スイミングスクールに週に2回

ほど、運動の為に通っていると聞いていますが?そこに、お友達が居るんではないでしょうか?」

「そうですか、それで、何時もは何時頃に、お帰りになってますか?」

「そうですねー3時頃には、お帰りに鳴っていますが、その後、スイミングスクールに行ってるようです」

「そうですか、どうも、色々ありがとうございました、これで失礼します」

と言って、2人は一旦署に戻った、2人の刑事は午後3時過ぎに、又、広中幸子に話を聞く為に彼女

の自宅に行き、自宅のインターホンを押した

「はい、広中ですが」

「すいません、平塚警察ですが、広中幸子さんですか?」

「はい、そうです」

「すいませんが、少しお話を聞かせて頂きたい事がありますので、開けて頂けませんか?」

「あのー何の、お話でしょうか?」

「ここでは、話憎いので出来たら、開けてくださいませんか?」

「はい、今、開けます」

と、行って彼女が玄関を開けた、刑事は

「どうも、すいませんね、実は、この近くの春日野中学校の前で、中村礼子さんと言う女性が背中を

刺されて亡くなった殺人事件があったのですが、これは息子さんにも話を先日聞いたんですが、貴女

えー幸子さんは事件当日の8月7日の夜の8時から9時には、何処で何をされて居たかを教えてくだ

さいませんか?」

「あぁ、その時は確か、スイミングスクールに行っていたと思いますが?」

「そに事に付いては、誰か承認がいますか?」

「はい、見てる方は何人も居るはずですよ、それに、入る時には受付に印鑑を押しますので?」

「そうですか?時間は8時から9時に間違い無いですね」

「はい、そうです」

「分かりました、どうもありがとうございました」

と言って、刑事は、そこのスイミングスクールを尋ねてみる事にした。

2008.07.20

category: 自作小説

真実(29)

翌日、二宮順二は何時も仕事場を開けてる時間に、刑事2人と一緒に自宅から鍵を取り、隣にある

整体所に入った、刑事は

「直ぐに終わりますが、その間、お客さんが来られるといけませんから、準備中と言う事にして置いて

頂たいのですが、それと中根綾子さんは、もう、そろそろ来るんでしょうね?」

「分かりました、はい、そうですね、もう来ると思います」

その後、数分してから中根綾子が整体所に出勤して来た、刑事は早速

「昨夜は遅くに電話しまして、すいませんでした、それでは7月11日の夜に先生が整体をやられた

お客さんの名簿を見せて貰えますか?」

そう言うと彼女は、二宮の顔を見て、困ったような顔付きをした、それを見逃さなかった刑事は

「中根さん、早く、お願いします」

すると、二宮順二が観念したのか

「刑事さん、どうも、お手数掛けました、私が7月11日の夜に川島礼二をやりました」

「そうか、やっぱりな、もっと早く話せば、こんな手間を掛けずにすんだはずだ、それでは、これから

署に言って、ゆっくり話を聞こうか?」

と、刑事はいい

「中根さんも少し伺いたい事がありますから、一緒に警察に来てください」

と、言って刑事達は又、2人を平塚署に連行した、署に着いた二宮と中根は別々の取調べ室に

入れられて、早速、2人の取調べが始まった、刑事は

「それでは聞くが、二宮、お前は7月11日の夜10時から11時の間に川島礼二当事31歳を、包丁で

刺して殺害した事は、間違い無いね」

「はい、間違い無いです」

「それでは、どうして川島礼二を殺害したんだ」

「はい、それは、私の妹が、彼の誘いに乗せられて付き合うようになりましたが、私はあの男は反対

でしたので、妹に何度も止めるように言いましたが、妹は聞いてくれませんでした、その内、彼は妹に

私の知らない処で、暴力を振るうようになっていました、私は川島に文句を言いに、彼の老松町の

ワンルームマンションに、2回ほど言って、彼に言いました「川島君、もう俺の妹とは付き合うのは

止めてくれ!」と言うと彼は「いや、俺はどうでもいいんだよ、ただ、彼女が俺から離れない、だけなん

でね」と言ったので、私は「カッ!」となりましたが我慢していました、それから1月後くらいして、又

彼の暴力の後が妹の顔に突いていましたので、私はもう1度マンションに別れてくれと言いに行った

んですが、何時も彼の返事は同じでした、私は何時からか、奴を殺そうと思うようになっていました」

「それで、事件当日の夜、彼を待ち伏せていたのか?」

「はい、そうです、幸い、誰も人目に付かない時間でしたので、人には見付かっていませんでした」

「それで、刺した包丁はどうした」

「次の日に平塚漁港に捨てました」

「そうか、それでは、取り合えずその包丁の捨て場所にこれから行くので捨てた場所を言いなさい」

と言って、刑事は取り合えず証拠物件である1番重要なブツが先と思い、刑事課長にその事を報告

した、課長は直ぐにダイバーの手配をして、二宮を車に乗せて平塚漁港に向かった、漁港に着くと

捨てた場所を二宮から聞き出して、警察は黄色いテープを張って人の出入りを禁止した、ダイバーは

何回か、漁港に潜水してブツを探した、1時間が過ぎ頃、浮き上がって来た1人のダイバーの右手に

赤く錆びた包丁が握られていた

「あ!あった!あったぞ!」

刑事は、そう言うとダイバーから、包丁を手袋をした手で受け取って二宮に

「これで間違い無いな」

と:確認した、刑事は包丁を鑑識官に渡して

「よし、これで終わりだ、引き上げるぞ!」

そう言って車で署に戻った、再び、刑事は取調べ室で二宮に鑑識官が撮った、包丁の写真を見せて

「これは、お前しか知らない所から出た包丁だ、この包丁でお前は事件当日、川島礼二を刺した事

は間違い無いな」

「はい、間違いありません」

「よし、それでは今日は8月13日、午後1時25分逮捕する」

と、刑事は言って、二宮順二に手錠を掛け、若い刑事に署の留置室に連行させた

その夜、保雄の所に村田から電話があった

「おい、二宮順二が自白したよ!それに凶器の包丁も平塚の漁港から発見された」

「そうか、やっぱり奴だったのか、残念だな、一時は一緒に働いた事のある奴だけに、残念と思うよ

それに妹さんが気の毒だな」

「まぁ、仕方無いな、後は、中村礼子をやった犯人は誰なのかだが?」

「ん、広中清次では無いとすると他に、動機のある奴は誰なのか、と言う事なんだが?まさかと思う

が、広中の家は母親と広中兄妹だったんだよな、父親はどうしたんだった?」

保雄はそう言って、又

「俺は聞いていないんだよ、だから生き別れなのか、あるいは死に別れなのか?どっちなんだろう」

村田は

「それでは同じ会社の橋本武志になら、話してるかも知れないな?」

「そうだな、それじゃぁ、俺が明日、会社の帰りに橋本に聞いてみようか?」

「そうだな、そうしてくれるか?」

「あぁ、分かった、それじゃぁな」

と、言って保雄は電話を切った

翌日、会社の帰りに保雄は、橋本と広中が居る「高木製作所」に行った

「こんにちは、すいませんが、橋本武志さんは居ますでしょうか?」

と、事務所で来いてみた

「はい、ちょっと、お待ちください」

と言って、彼女は職場に聞きに行ってくれた、直ぐに戻って来て

「今、お帰りになった所だそうですが」

「そうですか、すいませんが、近くの居酒屋に行っていると、聞いた事があるんですが、どうでしょうか」

「はい、そうですね、ちょっと分かりませんが」

「分かりました、どうもありがとう、ございました」

保雄は

「取り合えず、居酒屋の「串よし」に行ってみよう」

と、そこの居酒屋「串よし」に行ってみた、中に入らず入り口で

「すいません、今日は橋本武志さんは来てますか?」

「いや、今日は、まだ来てないよ」

と、この前の親父さんが言った

「どうもすいません、今日も、寄って行く時間が無いんで又、来ます」

と言って、保雄は仕方が無いな

「明日にしよう」

と、思って帰宅した。











2008.07.19

category: 自作小説

真実(28)

平塚署の刑事は、早速、その日の5時過ぎに居酒屋「串よし」に橋本武志が8月7日、夜に広中と

間違い無く、店に来て飲んでいたかの裏を取る為に、その店に向かった

「こんにちは、すいません、私は平塚警察の者ですが」

と、警察手帳を見せて言った、店主は驚いた様子で

「何でしょうか?」

「はい、実は1週間ほど前の事ですが、ここに5時過ぎに橋本武志さんと、広中清次さんが来たか

どうか、知りたいのですが?」

「んー、1週間前ですか?・・・・・えーと」

「そうです、その夜に市内の中里にある春日野中学校の側の自宅の前で、殺人事件があった夜の

事ですが?」

「あぁ、その日なら、はい、確かに2人で来ていましたよ、9時過ぎまで飲んでいたように思いますが」

「そうですか、・・・・はい、分かりました、どうも、お邪魔しました」

と言って、刑事達は引き返して行った、2人の刑事が署に戻ると捜査会議が行われた、主任刑事が

「今回、広中清次と橋本武志が共謀して交換殺人を行ったのではないかと考えて、我々は、2人を

川島礼二が殺害された7月11日と、中村礼子が殺害された8月7日の、2人のアリバイ捜査をしたが

2人には、ハッキリとした証人が居たので、この交換殺人と言う考え方には、無理があるので2人を

釈放する事に決まり、先ほど2人を帰したので承知して置いてくれ」

「主任、そうしたら、この事件の本当の犯人は、動機の点から言って二宮順二と言う事になりますが」

「ん、そうだな、だから、これから二宮順二を任意で同行をしたいと思っている」

「主任、そうすると、まさか彼が、2人をやったと言う事でしょうか?」

「いや、それは、これから、彼を取り調べてみないと、何とも言えないな」

「主任、そうしますと、中村礼子は誰か他の人間に殺害されたと言う事になりますが、それでいいで

すか?」

「ん、取り合えず、これから、吉田君と中村君に二宮順二の所に行って貰うので頼むよ、彼が整体所

にいる事は、先ほど電話して確認してあるのでな、直ぐ出掛けてくれ」

「はい、分かりました」

と、言って2人の刑事は、直ぐに二宮順二の整体所に任意同行の為、向かった

約1時間後、平塚警察署に二宮順二が連行され、事情聴取が始まった

「君を呼んだのは、君も知っていると思うが、君の妹さんと以前に付き合っていた、川島礼二が殺害

された、7月11日の夜、10時から11時の君の行動、詰まり当日、何処で何をしていたか説明して

ほしいんだよ」

「7月11日の事は、以前に刑事さんに確か、お話したはずですが?」

「いや、どうしても、もう1度、話してくれないか?」

「あの時は、確か、私のやっている整体の仕事をしていたと思いますが?」

「そんな事は無いでしょう、夜ですよ、そんなに夜遅くまでやっている整体所があるんでしょうか?」

「有りますよ、東京や横浜には会社帰りに寄る、お客さんはかなり居ますよ、ですから内は10時から

でも、お客さんが来てくれれば、やってます」

「そうか、それではその、整体をやった、お客の氏名や住所は当然だが書類にしてあると思うが見せ

て貰うよ」

「今は無理ですよ、職場の中根さんに聞かないと、私は分からないですが?」

「その中根さんは事務員の方ですね、名前と住所を教えて貰いたいんですが」

「だから、職場に行かないと分からないです、ただ、中根さんは名前は綾子さんといいます」

「貴方は確か、自宅の隣に、その整体所があるんですよね」

「はい、そうです」

「それでは、これから、内の刑事が、お宅の自宅に伺いますので、この携帯でお宅に電話して妹さん

に、その中根綾子さんの自宅の住所を調べるように話してください」

そう言われて、時間を見た二宮は

「まだ、9時前ですから、帰ってるかな?」

そう言って、二宮は自宅に電話した

「もしもし、もしもし、もしもし、出ませんから、まだ妹は帰って来てないようですが」

「そうですか妹さんは、携帯電話を、お持ちですよね」

「はい、持ってると思いますが、仕事中は出ませんので」

「そうですか、だいたい、何時も何時頃に、お帰りになりますか?」

「10時でしたら、居ると思いますが」

刑事は時計を見ると、9時少し過ぎだった

「それでは10時まで休憩にします」

「刑事さん、私は川島さんを、殺してなんか居ませんよ、帰して貰えませんか?」

「はい、貴方のアリバイの裏取りが出来たら、お帰り頂きますが、それまではすいませんが暫らく

ここに居てください」

そう言って刑事は、部屋から出て行った、時計はちょうど10時になった、刑事は又、二宮の居る部屋

に戻って、電話を自宅にさせた

「もしもし、美佐子、俺だが、今、警察に呼ばれて居るんだが、整体所に入って中根綾子さんの

自宅の住所と電話番号を調べてくれないか、そして折り返し警察に電話してくれ」

「兄さん、何かしたの?、分かった、それで整体所の鍵は何処?」

「あぁ、俺の机の引き出しに入ってる、それじゃぁ、頼むよ」

と言って、二宮は電話を切った、それから、暫らくして警察に電話があり刑事が出て、取調室に居る

刑事の所にメモを持って来た、そこには中根綾子の住所と電話番号が書いてあった、刑事はそこから

携帯電話で電話した

「もしもし、夜分すいません、私は平塚警察ですが、すいませんが、7月11日の夜の10時から11時

お宅の所の先生、二宮順二さんは、何処で何をされていたでしょうか?」

「はい、確か・・・・・・・えぇーと、仕事をしていたと思いますが?」

「そうですか、あぁ、処で貴方は、そこの事務員さんですよね、それでは、その、お客様の名簿のよう

な物があるはずと思いますので、見せて貰いに、明日伺いますので、宜しく頼みます」

「はい、すいません先生に代わって貰っていいですか?」

刑事は

「いや、それは出来ませんので、ではどうもありがとうございました」

と、言って二宮に言った

「悪いが今日は、お帰り頂く訳に行かなくなりました、明日、貴方の整体所に内の刑事と一緒に

行って、そのお客さんの名簿を見せて貰って、間違いなく7月11日の夜に貴方が何と言う、お客さん

の整体をしていたか、当然、書類があると思いますので、それを見ない事には、貴方のアリバイは

成立しませんので」

「何故、帰れないんですか?可笑しいじゃぁ無いですか?私は逃げも隠れもしませんよ」

「いや、無理ですね、帰してから書類の改ざんなどを防ぐ為ですから、すいませんが承知してください」

そう言って刑事は、部屋から出て行った。




2008.07.17

category: 自作小説

真実(27)

翌日、広中清次と橋本武志は平塚警察に任意同行を求められて、2人は別々な部屋で事情聴取

された、刑事は

「広中、お前は川島礼二と言う男が、7月11日に刺殺された夜の10時から11時だが、何処で何を

していた?」

「えー、もう1ヶ月も前の事じゃぁ無いですか、そんな昔の事を言われても分かりませんよ、家に居た

か、それで無ければ、「串よし」で飲んでいたかも知れないですね」

「お前は良く会社の橋本武志と釣りに行ってるそうだな、そんなに、お前達は仲がいいんだ、でお互い

の気に入らない人間を、交換して殺したんだろう!」

「何を言ってるんですか?」

「とぼけるなよ、お前が橋本の弟が川島に殺されたの知った時に、自分も妹を1年前に奥多摩の

キャンプで男達にレイプされた事を、その時一緒に行った、中村礼子の責任だと、恨んでいたので

交換殺人を思い付いたんだろう」

「刑事さん、私も橋本もそんな事はやってませんし、その交換殺人なんて、考えた事もありませんよ

もう1度、調べてくださいよ」

「それなら、当日の7月11日の夜の事を、ちゃんと証明してみろ!それが、アリバイってもんだ!」

「だから、調べるのは警察の仕事でしょう、1ヶ月前の事、刑事さんは覚えてるんですか?」

「俺は、毎日、署で、日報を付けてるから、それを見れば、分かるよ」

「そうか!それなら、俺達も会社で、毎日の仕事の報告書は書いてるから、それを見れば、1ヶ月前

の7月11日の夜の事を思い出すかも知れないですから、その報告書を2人分、届けるように会社に

連絡して頂けませんか?」

「そうか、分かった、良し待ってろ」

と、言って刑事は部屋を出て行った、刑事は

「課長、実は広中が1ヶ月も前の事は思い出せないので「会社で仕事の報告書を毎日書いてるから

それを見れば、川島礼二がやられた7月11日の夜の事を思い出すかも知れないので、その会社の

報告書を持って来てくれ」と言ってるんですがどうしますか?」

「そうか、それじやぁ、広中の会社に電話して持って来るように言ってくれ」

「はい、分かりました、それでは、ついでに橋本武志のも、持って来るように言います」

「あぁ、いいだろう」

そう言って、刑事は広中と橋本の勤める「高木製作所」に電話して、そのように連絡した、1時間後

警察に、広中と橋本の作業報告書が届けられた、課長はそれに目を通して

「それでは、これを彼らに見せてくれ」

「はい、分かりました」

と言って、それぞれの刑事は、2人の事情聴取している部屋に入った

「橋本、広中からこれを、見れば、お前が8月7日中村礼子が刺殺された日の夜の事を思い出すから

会社から、持って来てくれと言われて持って来た書類だ、これで8月7日夜、何処で何をしてたのか

思い出せるだろうが」

「そうですか」

と言って彼は、その報告書を、食い入るように見て思い出そうとしていた

「刑事さん、思い出しましたよ、あの日1週間前、7日でしたね確か、5時に仕事を終えて広中の所に

行って一緒に会社の近くにある「串よし」で10時頃まで2人で飲んでタクシーで帰りましたよ、本当で

す、間違い無いですよ、「串よし」の親父さんや、お客さんに聞いてください」

「とにかく、それは、これからそこの「串よし」と言う店に行って聞いてみなくては、我々は信じる事は

まだ出来ないな」

と言って、刑事は部屋から出て行った、一方、隣の部屋で事情聴取されていた、広中はその報告書

を見ても、1ヶ月前の事なので、中々思い出せなかった、刑事は

「どうなんだ広中!思い出せたのか?」

「すいません、もう少し待ってくださいよ・・・・・・・・・・・・・・んー・・・・・・・・・・・・・んー・・・・・・・・・」

「まぁ、時間はあるから、思い出したら、呼んでくれ」

と、刑事は、メモを取っていた若い刑事にそう言って一旦、部屋を出て行った、それから20分経った

時に、刑事は取調べ室にいた若い刑事に呼ばれて、又、部屋に入った

「どうだ、思い出したのか?」

「はい、これは間違い無いと思いますが、確かこの日は、内の金型を収めている「中菱工業」の営業

の西野さんが来られたので、帰りにその西野さんと「串よし」で11時頃まで飲んで、帰ったと思いま

すが、すいませんが、その「中菱工業」の西野さんに、確認を取って貰いたいのですが」

「分かってる、それで電話は何番だ」

「はい、23−****です」

「西野さんだな」

「はい、そうです」

そう、言うと刑事は、出て行った、刑事は刑事課長に

「課長、これから、確認の電話を入れてみますが、広中が言うには彼の「会社の品物を納めている

「中菱工業」の営業の西野という男性と、その当日は夕方から11時頃まで飲んでいた」と言ってます

ので、これから、裏取りをしたいと思います」

「そうか、頼む」

刑事は、早速その「中菱工業」に電話した

「もしもし、「中菱工業」ですか、こちらは、平塚警察ですが、そちらに営業の西野さんはいますか?」

「はい、おりますが、少々お待ちください」

「はい、お願いします」

と言って、暫らくして男性が電話に出た

「もしもし、西野さんですか?こちらは平塚警察ですが、実は約1ヶ月前くらいに高木製作所の

広中清次さんと、その近くの居酒屋「串よし」で夜の11時頃まで飲んだ事がありますか?」

「あぁ、ありましたよ、初めて彼に誘われたんで、良く覚えていますよ、彼が何かしたんでしょうか?」

「いや、それでしたら、いいんですが、そこの店は初めて行った所だったんですね」

「そうです」

「そうですか、分かりました、どうも、お手数掛けました」

と言って、刑事は、電話を置いて

「これは、交換殺人では無いな、しかし、もう1回、裏だけは取っておいた方がいいな」

そう若い刑事に言って、課長に報告に行った。










FC2カウンター

カテゴリー

プロフィール

endenpaoya

Author:endenpaoya
初めまして!何処にでもいるような
平凡な男です 宜しくお願いします。

最近の記事

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク

ブログランキング

ユーザータグ

紹介

今日と明日の貴方の運勢は?

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ユーザータグ

Copyright ©・・・★サラリーマン探偵★・・・. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.

FC2Ad

FC2ブログ 専門学校